令和5年度御朱印船のTシャツなどのデザインを手掛けてくださいましたのは、スター服装株式会社、代表の山野隆様です。
山野様より、どんな想いでデザインを書き起こしたのかお言葉をいただきましたので掲載させていただきます。
スター服装株式会社代表山野隆様のお言葉
四年ぶりのおくんち、御朱印船 ご披露、心からお祝い申し上げます。
もう ひと昔前のように感じます。
本石灰町様より御朱印船おくんちデザインのご依頼を頂き、先ずは御朱印船の歴史を紐解いてみました。
御朱印船は、全て帆前船(幕末和式名称) 帆船のためベトナム渡航に約半年を要する、風任せ、季節風任せの長い航海と知り、歴史資料に無い、黒潮や荒波に立ち向かう御朱印船と、それを表現する担ぎ手の皆さんの力強さを重ねて表現したいと思い、デザイン致しました。
またアニオー行列のすべてを、どうにか再現してデザイン化したいと思い資料をあさりましたが、資料が乏しく、役員の皆様にはあれやこれやと質問攻めとなり、ご迷惑をお掛けして申し訳ない思いでした。
本石灰のロゴは、長崎らしく石畳の中に表現しました。
傘鉾、火炎太鼓等、ご依頼の品につきまして、デザインの細部に渡り、構成から決定まで、やり直しや、かなりの再提出がありましたが、(一例 傘鉾の担ぎ手の足に動きが無い、躍動感が欲しい等)役員の皆様の長崎くちん当番踊町としての責任、重責がそのたびに感じられ その思いに少しでも応えられればとの思いでした。
おくんちに来られた皆様、御朱印船の舞う姿に感激される皆様に、デザインした品が想い出のひとかけらになれば幸いです。
最後に、役員の皆様から、デザインに大切な御朱印船の生い立ちに、現在に至るまでのお話、代々のデザイン資料の提供、ご協力、ご配慮に感謝申し上げます。
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